俺は中山啓次郎!!
甲子園を目指す小学生だ!!

今日も友達と公園で野球の特訓だ!!

まず、僕は押し入れに入ってある、

グローブ

ボール

そしてバットマンを手に持った。

しかし、なぜかバットだけ急に重くなって、全く前に進めなかった。

一体、バットに何があったのだろうか?

僕はそのバットを延々と調べたところ、

それはバットではなかった!!!

『だっ誰だお前は!!!』
僕はとっさに大声をあげた、すると、

『クックック!!バレちゃあしょうがねえな。』

なんとそのバットは急に動き出したのだ。

『俺の名前はバットマン!!こうもりから突然変異して人間になった男だ!!』

『こっこうもり男だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』

僕の全身から汗がわき出た。これほどの戦闘力オーラを出す奴は初めてだったからだ

『クックック。まず手始めに、この家を乗っ取ろうと思っていたが、意外と楽にできそうだな。』

『なんだと!?』

僕はこいつが何を言ってるのか分からなかった。見つかったのだから逆に難しくなるのでは
ないだろうか

『この家には今、お前しかいない。なら!!!!
貴様を殺して貴様になりすまし!!そして!!バットを卒業してこの家の子供になってやる!!!』

40代と思われる男はそう言った。

『なんだとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
そんな事はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

僕は、そこにあったグローブを投げつけた!!だが逆にキャッチされた!!

『当たるかボケぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!』

グローブは急にオオカミに変わり、僕の頸動脈を食いちぎった!!

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

そして僕の血液は0リットルとなり、ただのたんぱく質の物体になったのだった・・・・・・・・。













俺はバットマン!!
世界征服を目指す40代だ!!

あと1カ月で50代になるぞ!!

『さて、このクソガキもぶっ殺した事だし、どこに片付けようか。』

私は考えた、そしたらいいアイデアが浮かんだ。

『そうだ!!調理してコリーの餌にしよう!!』

コリーとは私のペットの犬である。

『ようし!今日は奮発して焼き肉だ!!』

さっそく私は、肉を輪切りにして焼こうとした。その時だった。

ピリリリリリリ!!ピリリリリリリ!!

急にこの少年のズボンから音が鳴った。携帯電話だった。

私は、その携帯の通話ボタンを押した。

≪おい中山!!今日、川越公園に集合な!!≫

ピッ!

そう言って電話は切れた。

そういえばこいつ、グローブとボールを持っていこうとしていたな。

野球をする年頃なのだろうか。私は生れてから一度も野球をした事がないが、

『しょうがない、私はこの家の子供になるって結束したんだ。』

私は、グローブとボールを持って川越公園に向かった。









この家から川越公園からは結構近い。

10分くらいでたどり着いた

『おおーい!!おまたせー♪』

『おお。中や・・・・・・・・・・誰だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』


『なんだよ!僕だよ中山だよ!!』

『え・・・・・?本当に中山なのか!?』

このガキは私を疑っていた

『当り前じゃないか!!もう僕の顔も忘れたのかい?』

『いや・・・・・・なんか前会った時と随分違うような気がするんだが・・・・・。』

『そりゃあそうさ!子供ってのは成長が早いものさ!!』

友達は、少し疑問が残りがちの顔をしながら、

『そうか。悪いな。疑って。』

『いいんだよ!!いいから早く野球をしようよ!!』

『ああ。それじゃあお前ピッチャーね。』

私は、こいつの言ってる事が理解できなかった。

『え?何言ってるの?』

『は?』

『もう!!訳の分かんない事を言わないでよ!!』

『いやだって、お前いつもピッチャーやってたじゃん。』

『いい加減にしろ!!貴様らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

私は周りの赤外線を一つに集中させ、人体発火を行った

『!?』

『ピッチャーピッチャー言いやがって!!俺の名前は中山だろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』

『わ、分かったよ!じゃあお前別のやれよ!!』

『分かればよろしい。』
私は周りの赤外線を散らばせ、元の現状に戻した。

『それじゃあ、続きをやろうぜー♪』

『あ・・・ああ。』

友達は急にテンションが下がった気がしたが、全然気にしなかった。




『おーい佐東!!今日も野球かー!?』

そこには、中学生と思われる人物が居た

『あ、高山兄ちゃん!!久しぶりー!!』

友達一同は叫ぶように返事をした

『ん?お前誰だ?』

急に私に質問を吹っ掛けてきた。

『中山です。』

『あっそ。』

別に興味無さそうに別の話を切り出した

『そうそう。この前の俺達で行った旅行の写真ができたぞー!!』

『え!?本当!?』

『そうそう!これこれ!!』

そこに映っていたのは、子供たちだけ写っていた写真だった。

『いやー。懐かしいなぁ。』

『この時、二村川に落ちたんだよなー(笑』

『もう!やめてよ佐東君!!』

皆は写真を見て笑いあった。何が面白いのか私には全然分からなかった。

『ん?なんかおかしいような・・・・・・。』

『何がおかしいんだ?』

『だって、この旅行に行ったのは5日前でしょ?中山君は背が小さい方だったし・・・・・』

そして、全員私の方を見た。

そして、全員の目と口が大きく開いた

『お前!!中山じゃねぇな!!!!』

全員、声をそろえて言った

『クックック!!ばれちゃあしょうがない!!』

私は開き直った。

『私はこうもりから突然変異して人間になった男だ!!』

全員、また目の色が変わった

『へ・・・・・変態だ……!!!』

『変態だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

『私の正体を知ったからには生かしてはおけないなぁ・・・・・・・・』

私は、再び周りの赤外線を自分を中心に集め、

『死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!』


こいつらに聖なる炎を味あわせた。

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

まずは一人、
肉が焦げ、全ての毛が燃える臭いがした

『にっ二村ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

『よそ見してる場合じゃねぇぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』

その時だった!

急にサイレンの音が公園を囲んだ!

『警察だ!!少年殺害の容疑で逮捕する!!』

警察だと!?だが、俺の敵ではない。

『なめるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!俺には!!聖なる炎がついてるんだぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』

私は、聖なる炎を警察に向けた!

『発砲準備!!撃て―――――!!!』

多くの銃弾が私を襲った!!

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

そして私の血液が0リットルとなり、ただのたんぱく質の物体となったのだった・・・・・・・・・












俺は警察官!!
出世を目指す30代だ!!

子供はもう一人欲しいと思っている!!

『いやー。今日は久々に変な事件があったよなぁ。』

『下半身を露出させた変態が公園で子供を襲ってたとはなぁ。世の中不思議だらけだよな。』

『うし、んじゃあ俺はもう帰るわ。』

『お疲れーっす!先輩!!』

家に帰れば家族が居る。私は軽い足取りで家に向かった。


『ただいまー!!』

しかし、返事は無かった。

『なんだ、啓次郎もうまだ帰ってきてないのか。』

そして私は、腹が減ったので居間に向かった。

そこには息子を食べている犬が居た!!

『なっ!!なんだお前はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』


犬は不機嫌そうに、こちらを睨んだ

『腹が・・・・・減った・・・・・・・!!!
肉をよこせぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!』

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

私は、全速力で冷蔵庫に向かった!!

『ぎゅっ!牛肉でいかがでしょうか!!』

私は、冷蔵庫に入っていた牛肉を全て犬に捧げた

『馬鹿かお前はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

犬はもっと怒りだした!!

『この世で一番美味い肉は・・・・・人肉だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

そして俺はその犬に食われ、俺の血は全て犬の養分にされ、
ただのたんぱく質になったのだった・・・・・・・・・・・・。












俺の名前はコリー!!
バットマンの飼い主だ!!
今年で生誕20年になる!!

『さて、腹も一杯になった事だし、散歩でも行くか。』

私は、大きな腹を抱えながらこの家へ出た。

『うわ、もう夜じゃん!早く家に帰らないと!』

私の家は、この家の近くの川越公園という所だ。

たまに仲間たちと集会を開く。

そして、私の家の前に真っ赤なおっさんが倒れていた

『ああん!?邪魔なんだよおっさん!!とっととどけやゴラァ!!!』

しかし、おっさんは全く動こうとしなかった。

『ほぅ・・・・・いい度胸じゃねえかおっさん・・・・・・』

俺は、だんだん頭にきていた。このおっさんはどうやら起きるつもりはないらしい。

『どくつもりがねえなら。食ってやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

ちょうど、歩いてて小腹がすいてた所だったのだ、ちょうど良かった。

しかし、食いちぎっても食いちぎってもこのおっさんは動かなかった。

というか、穴ぼこだらけで食いにくかった。




『はぁ・・・・・はぁ・・・・・・全部食ってやったぜ!!』

これでやっと家に帰れると思った。

だが!!!

『うっ!!!』

急に腹に激痛が走った。

『くっ・・・・・・・!!さっきの肉腐ってやがった・・・・・・!!!賞味期限が切れていたのか・・・・!!』

なんてことだ。ちゃんと調べて食うべきだったのだ。

『駄目だ・・・・・・!!20歳は犬の年ではもう120歳だ・・・・・!!
じじいになった俺ではもう、この病気を抵抗する力は無い!!』

『万事休すか・・・・・・・・・・・・・。』

そして、俺はだんだん力が無くなっていき、血の色も無くなり、たんぱく質の物体となった・・・・・・・・。










わしは神様!!
この世で一番偉いお方だ!!

今年でもう30兆歳になる!!


『ふぁーあ。わしももう年かのう。』

最近、わしは骨の関節がおかしくなってきていた。

『体が痛い・・・・・・動きたくないのぉ・・・・・・・。』

その時!!

急にわしの部屋に入ってきた馬鹿ものが居た!!

『神様。』

『ん?なんじゃ?』

『今日も川越で約1320名の方がお亡くなりました。』

『なんじゃなんじゃ。また川越か。
もうあそこはしょうがないな。』

正直、あそこはこのわしをいじめるかのように死にまくっているため、大変迷惑していた。

『あーあ。わしもたまには休みをくれ』

『神様が何をいってるんですか。』

その時!!
もう一人の天使がそこに居た天使を刎ね飛ばし、その天使は窓を突き破って地獄に落ちた。

『大変です!!神様!!』

『なんじゃなんじゃ!?』

『川越死民からのクーデターが起きました!!』

『な、なんじゃとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』





ここは天国支部

『おらあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!どけどけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』

俺の名前は中山啓次郎!!

『神はどこだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

俺の名前はバットマン!!

『俺には!まだ残された妻が居るんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』

俺は警察官!!

『わん!!わん!!わおーーーーん!!』

俺はコリー!!




神はあせった

『くそっ!!これだから川越死民は嫌なんだ!!死んでいく奴の中にむちゃくちゃ強え奴が居るしよ!』

しかし、憎まれ口を叩いている途中でドアが開かれ、天使はそのドアにぶつかり、吹っ飛んで
窓に突っ込み、地獄に落ちた。

『おい神ぃ・・・・・!!甲子園に行かせろやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

『俺は貴様を倒して世界を手に入れてやるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

『俺を生き返らせろ!!そして!!大出世してやるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

『肉だ・・・・・肉が欲しいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!』

川越死民達は、目が血走っていた。

『残念だが・・・・させるわけにはいかないんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』

神も負けじと気合いが入った。

『わしは神になるのに約20兆年もかかったのだ!!貴様らのためにこの椅子を簡単に
降りてたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

神は、聖なる雷を川越死民に向けた!

だが!!

聖なる炎でかき消されてしまった!!

『なんだとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』

『今だ!!コリー!!』

そして、犬が神の羽を食いちぎった!!

『ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

『うわ!美味!!この羽美味!!』

犬はとてもおいしそうに羽を食べている

『貴様らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!この神に冒涜するたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
いい度胸だなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

そして、神は空気の波長を操り、大きな風を起こした!!

『なっ!!』

『はっはっは!!てめぇら全員地獄行きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

その瞬間!!

急に乾いた大きな音が部屋に響いた!!

警察官が神に発砲したのだ!

『ぐわぁ!!!!貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

急に風が止み、神に隙ができた

『今だ啓次郎!!甲子園を目指したお前の力!!見せてやれ!!』

そして、啓次郎は父の言葉を胸に、手に持っていたバットを握りしめた。

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』

啓次郎は、神の頭蓋骨にみごと真中に当たり、ホームランを出した。

鈍い音と共に、神は吹っ飛び、窓を突き抜け、地獄に落ちた。






『終わったな。』
バットマンはそう言った。

『ああ。終わった。』

これで、俺たちは生き残れるのだ。

『良くやってくれた。息子よ。』

啓次郎の父、もとい警察官が息子の啓次郎に感謝した。

『ワンワンワン。』

犬も羽をおいしそうに食べている。

『さぁ、皆帰ろうか。』

僕は、そこにあった宇宙タクシーで下界に降りることにした

『俺は帰らないぜ。』

バットマンはそう言った。

『どうして?』

『俺の目的は、世界征服だ。だからわざわざ下界に行く必要はないのさ。
なんたってこれからの神は俺様なんだからな!!』

バットマンは、とても嬉しそうだった。

49年間生きていた中で、やっと願いが叶ったのだから。

『そうか・・・・・。それじゃあ、帰ろうか。』

そして、僕たちはタクシーに乗って下界まで降りて行った・・・・・・・・。











俺は中山啓次郎!!
甲子園を目指す小学生だ!!

今日も友達と野球の特訓だ!!

『あっ!!』

『おい佐東!!エラーすんなよなー!!』

『ごめんごめん。』

今日もいつも通り、楽しい毎日だった。

『あれ?ところで野球は9人やるはずだったよな?』

『うん?そうだけど?』

『なんか一人足りなくない?』

全員、何も知らぬ顔で

『さぁ?』

と言った。

『まぁいっか!!』








人数が足りない。そんな事はどうでもいい。

俺は、甲子園を目指す。その目標さえあれば!!

きっと・・・・・・。いや絶対に夢は叶うはずだから!!

そうだ!夢をあきらめるな!!

あきらめさえしなければ・・・・・。今はつらくても、夢は叶うはずだから!!

絶対に!!







                    大甲子園青春物語      完






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