私は閉じ込められました

物置の扉の奥の部屋

綺麗でお城みたいなお部屋

大きなベットと

大きな鏡がありました。

急に、男の子の体が燃えました

男の子は、気にせず銀時計をじっと見ていました

頭からどんどん灰になっていきました。

ついに腕も灰になって、銀時計が机に落ちて跳ね返って

男の子の胃の中に入りました。

その胃も、どんどん灰になっていき

ついに男の子は灰だけになってしまいました

銀時計は、その汚い灰の中で唯一綺麗に光っていて

存在感が圧倒しました

私は、ただ男の子が灰になるのをぼーっと見ているだけでした

『ばーか』

私の後ろには、その男の子が生きたまま居ました

ここはどこ?

私がそう言うと

『分かんない』

と男の子が言いました

その男の子は、とっても身なりが良い赤い髪の男の子でした。

私と同じ年の男の子です。

『一緒に行こうよ』

男の子がそう言いました。

いきなり言われたので、私は戸惑ってしまいました。

しかし、男の子はすぐさま扉の向こうまで走り

置いて行かれると思ったので、私は男の子を追いかけました

その扉の向こうは、長い階段がありました

私は、その階段を上りました。

その階段はものすごく長くって

すぐにばててしましました。

『置いてくよ?』

男の子は、いつの間にか私の目の前に居ました

そして、すぐに走りだしました。

私も、男の子の後をついて行きました

今度は、すぐに頂上につきました

その頂上には、まるいお部屋がありました

シャボン玉みたいなお部屋

入口の真下は、まるい床がありました。

それに気付かず、私はその床に落ちてしまいました

真中には、大きな棒がありました

上を見ると、とっても大きな棒でした。

その棒の上に、男の子がいました

『早くしないとおいてっちゃうよ』

この棒を登れと言うのだろうか

私にはとても無理だった。

私は。その場で泣きだしてしまいました

そうすると、男の子が降りてきました

上から飛び降りたのです。

とってもゆっくりに落ちてきました。

『つかまってて』

男の子は、私に抱きつきました。

私は、なんだか体が熱くなってきました。

その瞬間、体が宙に浮きました

宙に浮いた後は、その棒の上に着地しました

暖かかった男の子の体が私から離れると、

彼はかなり速いスピードで棒の上にあった道を歩いて行きました

一本道でした

てすりはありません。

私は、その男の子を呼びましたが

今度はやってきませんでした。

また私は一人になり、涙が出てきました

その道は、高い場所にあって、落ちたら怪我しそうです。

私は、おそるおそるその道を歩いて行きました。

ぐらつきそうになりました

しかし、必死にふんばりました

でも、やっぱり怖くてしゃがみこんでしまいました

下を見ると、いつの間にか床が無くなっていました

代わりに穴がありました。

その穴の中に、たくさんの人の手が生えていました

私は叫んでしまい、立ちあがってしまいました

するとさらにぐらつき、そこで転んでしまいました。

どんどん体が道から外れていきました。

体半分がぶら下がっているとき、

やっと私は道の端っこにしがみつきました

助けて!!

私は、あの男の子に助けを求めました

しかし、男の子は来ませんでした

下を見ると、腕は私の落ちる所に群がってきました

私は経えられず、そこで嘔吐してしまいました

手が、その嘔吐物にあさりました

ある手が、その嘔吐物にモロにかかり、

その手は、他の手によって引きちぎられていました

私は、口にまだ嘔吐の汁が残っていましたが、叫びました

助けて!!助けて!!

しかし、助けは来ませんでした、

このままでは、床がゲロで散乱しているので、登る事ができません。

私は、もう限界が近づいてきました。

しかし、このままでは私は落ちて手に引きちぎられてしまいます

私は、無理でもそこを登り切ろうとしました。

しかし、ゲロで滑ってなかなか登れません

手が滑ってしまいました

しかし、私は落ちない様に力を出して左手で端っこを離すもんかとしがみつきました

私は、腕の力でなんとか上半身を浮かせました

足も床に乗せ、


ようやく床の上にたどり着けました。

私の顔は、涙とゲロでベトベトでした

私は、安堵感を抱き、歩き出しました

ゲロを踏んでしまいました

転んでしまいました

腰を打ってしまいました

床から離れてしまいました

手の所に私は落ちていきました

私は引きちぎられてしまうのでしょうか

嫌だ

私は、落ちている瞬間も、泣きだしてしまいました

そして、手も私の右手の指を握りだしました

しかし、今度は左手の手を握られました

さっきの男の子が助けに来てくれたのです

男の子は、必死に私を引き上げてくれました

しかし、手も私をそこに落とそうと必死に握っていました。

右手からどんどん血が出てきました

私は、痛みに耐えられなくて泣いてしまいました

しかし、男の子も手も私を離す気はありません

そして、ついに私を引っ張る勝負がつきました

勝ったのは男の子です。

私は、男の子に抱えられながら、また上に行きました

手は、ちぎれた私の指を皆で分けあっていました

右手を見ると、

お兄さん指とお母さん指が無くなっていました。

とっても痛いです

私は、男の子に抱きついて泣きました。

男の子の服がどんどん濡れていきます

上に着くと、男の子はどんどん私から離れていきました

私は、まだしがみつきたかった

しがみつかなきゃとても不安だった



ここは道の向こう側だ

ドアが2つありました

私は、右の扉を選びました

扉の向こうには、暗闇の世界がありました

暗闇の向こうには、高らかな笑い声が響きました

私は扉を閉め、左の扉を開きました

左の扉は、とても明るい部屋で、電気がついてありあました

しかし、その部屋の壁と床は

肉でできていました



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